N8103-130(LSIロジック製 9260-8iのNEC OEM品)のファームウェアを9260-8iへ書き換える(2013/01/13)

当方の環境でN8103-130のファームウェアをLSIロジック純正のファームに上書きが出来たっぽいので、手順についてまとめてみました。

<LSI純正ファームウェアにすることで良い点>
・SASのHDDでなくても6Gbpsでリンクする(現在未検証。近々検証予定)。
・NECのファームウェアよりは更新が頻繁。
※海外のサイトを見る限り、最初の起動が速くなったとかいうのもあるらしいですが、その辺は不明です。

なお、当方の環境ではSAS2FLSH.EXEがRAIDカードを認識しなかったり、認識はしてもファームウェアの書き換え時にdoes not have Valid Signature というエラーが出て書き換えが出来なかったりしたため、MegaRec.exeのみを使用した方法を掲載しております。

注意:お約束ですが、正規ではないファームウェアやBIOSの書き換えはRAIDカード本体を損傷し、使用不能になる恐れがあります。本ページの情報を見てファームウェアやBIOSの書き換えを行った結果、RAIDカードが使用出来な くなったり、破損した場合でも、筆者は一切の責任を負いません。全て自己責任であるということをご納得の上、以下の情報を参考にして頂ければと思います。くれぐれもよろしくお願い致します。

※当方で使用したマザーボードは、ASUS M4A78L-M(AMD760Gチップセット)です。

※NEC Express5800 110GdではMegaRecコマンドが使用出来ませんでした。
 SAS2FLSH.EXEは動きましたが、does not have Valid Signature というようなエラーメッセージが表示され書き換えが出来ませんでした。
 したがって当ページでは、MegaRec.exeのみを使用した書き換え方法を書かせて頂いてます。

※マザーボードとの相性によってはMegarecコマンドが使用出来ない、又は書き換え時 に失敗したりカードを認識しない場合があるようです。(;゚Д゚)

※当方BIOS表示やmsm(MegaRAID Strage Manager)の表示では確かに9260-8iとなっているのですが、Windowsのデバイスマネージャの表示がなぜか、9264-8iのままになってしまっています。
※2013/01/14 手動でドライバを選択すると9260-8iのドライバがインストールできました。

●書き換え手順

(1)Creating FreeDOS USB boot stick for BIOS flashing(http://goebelmeier.de/bootstick/)より、
 bootstick.zipをダウンロードし、FAT32でフォーマットしたUSBメモリ上に解凍する。
 (FAT32のパーティションはプライマリパーティションでアクティブにしておく。普通にフォーマット
  するとそうなるはず・・・)

 解凍したらコマンドプロンプトを起動し、USBメモリのドライブに移動。(Xドライブであれば、コマンド
 プロンプトでX:を入力してEnterキー。環境に合わせてXを変更)
 続けてコマンドプロンプトで次のように入力。
 
 syslinux\syslinux.exe -fma X: ← X:は環境に合わせてUSBメモリのドライブ名に変更にすること。
 xcopy usb-root\* X:\ /E /H /I ←

(2)海外掲示板で9260-8i関連のSBRやBIOSをまとめている人がいるので、以下より、sas2108.zipをダウンロード。
(リンク先の最初の書き込みの「sas2108」というリンクをクリック。
 SAS2108 (LSI 9260) based firmware files
 アーカイブを解凍して上記USBメモリーのルートディレクトリ(/)にコピーする。
 (色々ファイルが入っているが、基本的には書き換え用プログラムMegaRec.exeと、LSI版のSBRとクリア用のブランクSBRのみ使用する。)

(3)LSIロジックから最新ファームウェアをダウンロードして解凍し、romファイルをUSBにコピー。
(mr2108fw.romというファイル。2013/1/11現在、最新バージョン4.9)

LSIロジック 9260-8i情報ページより、純正ファームウェアをダウンロードしてくる。
ページ中の、「サポートとダウンロード」部分をクリックし、出てきた中の「Firmware」をクリック。
 最新バージョンの一番右のdownloadの矢印を押して移動したページで、Acceptを押すとダウンロード開始。

(4)(1)で作成したUSBメモリーから起動する。(boot:という表示が出た後にEnterキーを押下)

(5)SBRをバックアップ

  megarec -readsbr 0 old.sbr

※コマンド中の「0」は最初に見つかったカードの通し番号です。
 もし、複数のカードを差している場合は、数字が変わる可能性がある為、間違いを防止するためには書き換えるカード1枚のみ差して作業するのが安全ではないかと思います。


(6)ブランクのSBRをカードに書き込み

  megarec -writesbr 0 sbrempty.bin

(7)9260-8iのSBRを書き込み

  megarec -writesbr 0 sbr9260.bin

(8)flash領域をクリア

  megarec -cleanflash 0

(9)PCを再起動し、再びUSBメモリからDOSを起動

(10)9260-8iのファームウェアイメージを書き込み。

  megarec -m0flash 0 mr2108fw.rom

(11)PCを再起動し、ファームウェアで表示される型番等を確認して9260-8iとなっていれば終了。


書き換え後のBIOS画面


書き換え後のMegaRAID Storage Manager画面



<気になった点>
※BIOS書き換え直後の再起動で、BIOS画面が出てからしばらくの間(1~2分程度)表<示が進まないことがありましたが、待っていると進みました。

※書き換え後もWindowsのドライバは9264-8iのものが入ってしまうため、手動で9260-8iを選択して互換性の確認が取れていないというようなメッセージは無視して強制的にインストールしました。


<参考にしたサイト>
How to Flash IBM ServeRAID M5014 to LSI 9260-8i Firmware
IBM M5015 experiences
SAS2108 (LSI 9260) based firmware files

<その他>
ご指摘事項等ありましたらquestion@guns-maniacs.jpまでお願いします。